ルフィの父親がドラゴンというのはガープの偽証(作者の演出)【ワンピース011】

第1話の時点でルフィの父親はロジャーだと確定していた。読者にもバレバレなのを嫌った作者が、父はドラゴンだという演出で楽しませてくれている。

ルフィの父親を革命軍・総司令官のモンキー・D・ドラゴンだと信じる人は数多い。
ただここで、ドラゴンはガープと顔つきが似ていないので、ガープの娘がルフィの母親で、ドラゴンはあくまでモンキー家に入った養子だと考える人は、それなりの割合でいる。

ガープはルフィに対して「わしの子供の子供のクセに」と叫ぶ(45巻・439話) ガープの娘の息子がルフィというわけだ。もちろんガープの孫がルフィというのは成立している。

ただ、考察はそれ以上進まない人がほとんどだ。
ドラゴンがガープに似ておらず、ルフィがガープと似ているとなれば、ルフィとドラゴンも似ていないことになり、考察が進むはずが、留まっているわけだ。

ドラゴンがルフィの父だとされる理由としては、ガープが45巻・432話でルフィに「お前の父の名は「モンキー・D・ドラゴン」革命家じゃ」と言ったことがすべてだ。

ここで当チャンネルは宣言したい。ルフィの父親がドラゴンという証拠は無い。ドラゴンという話はガープの狂言(仕組んで偽る言葉)で、ルフィこそがロジャーの息子だという真実を隠すために、登場人物を誘導するシーンだと。

もちろん、作者は読者をも誤誘導するつもりで、ルフィがロジャーの息子ではないと信じさせることを見事に成功している。
しかし、当チャンネル管理人は、作者による演出ということを確信している。

先に、作者が撤回した家族関係を述べておこう。モモの助と錦えもんは父息子として登場した。誰もがそう信じていた。作者によって撤回されるまでは、疑ったら馬鹿にされ、「実の親子ではない」なんてムービーを作ったら、低評価だったろう(笑)

しかし、登場人物を欺くための狂言で、作者の演出でしかなかったのだ。モモの助の件は、作者が真の設定を描いたから丸く収まった。ここで、ルフィとロジャーの関係も、まだはっきりさせていないだけの話だと言いたいのだ。

エースの実の父がドラゴンというのも撤回された(父というのは逆に真実だが)。
つまり、設定というのは、読者にそう信じてもらいたい演出というのも含まれるのだ。

もちろん、後で納得してもらうために、色々とヒントは散りばめておく必要がある。当チャンネル管理人は、そのヒントを集めて、ルフィの父親をドラゴンではないと確信したのだ。

作中に存在する事実というのは、ガープが「お前の父は……」と語ったシーンだけであり、その台詞が真実である証拠はどこにもない。

むしろ、他のキャラクターの動向(特にエースの母親でガープの娘だと考察できるジュエリー・ボニー)によって、ガープの発言が嘘だと判明する。他には、ドラゴンが父親にしては素っ気なく、ルフィにしても父親だという感覚が湧かない。

父はドラゴンだという暗示にかかっている読者を説得することは難しいが、当チャンネルのムービーをどんどん見てゆけば、作者・尾田氏の演出で、ガープの偽証ということが理解できると信じている。(ブログ読者の中で、この記事にコメントする時点で、他のムービーを見ていないと判断できる)

差し当たり、当ムービーでは強く言われそうなことのみを切り返しておく。

ルフィがロジャーの息子となれば、エースは当初の設定通り、ドラゴンの息子ということになる。

そこで批判者は「ガープは自分の孫のエースを、ロジャーの息子ルフィと交換したというのか?」のように来る。

ここでルフィとガープには祖父と孫という表現が多彩で、登場人物からも家族だと認められている。(433話のナミなど)

しかし、エースもガープの娘の息子で、ガープの実の孫だ。ルフィとエースは母親同士が姉妹なのだ。
エースは義兄弟であり、従兄弟同士という関係だ。元々は実の兄弟という設定だったので、エースはルフィと顔つきが似ていないながらも、最低限の血縁は見受けられる容姿だ。

つまり、ガープにとっては、同じく孫である以上、エースがロジャーの息子と扱われるか、ルフィが扱われるかの違いであって、ルフィは赤の他人なのにガープがかばっているわけではないのだ。

ルフィの父親と母親は、既に他界したロジャーとルージュ。一方、エースの親は、ドラゴンとボニーで健在。となれば、ガープはできることならば、ルージュの息子を生かしたかった。ガープの独断とは限らず、ドラゴンからの申し出ということもあり得る。

ルフィの父親がドラゴンという情報は、ガープの発言がすべての発端であって、他の情報源は皆無だ。
ガープやルフィ以外の情報源で、ルフィの父をドラゴンだという事情を発信している人はいない。
言い換えると、確かにドラゴンの息子をルフィと認めるキャラは多いし、海軍でも噂になっている。しかし、その情報源はすべて、ガープの話なのだ。

次はドラゴンの態度を解説する。

80巻・803話のシーンだが、革命軍本部でドレスローザ(ドフラミンゴ支配から解放)の報告をしたコアラ(革命軍の女子)がドラゴンと話す。

だが、コアラがルフィの話をしようとするも、ドラゴンは話をさせようとせず、ロビンの話を聞きたがる。ルフィの話を「もう腹一杯だ」と拒絶したのだ。アニメでは、サボから聞かされたとうんざりした顔だった

どちらにしてもドラゴンはルフィには興味が無いということだ。息子の活躍に興味が無いなんておかしいというか息子じゃないのだ。養子でモンキーの姓を名乗ったとしても、ドラゴンにとってルフィは義理の甥に過ぎない。

目の前で処刑されそうになっていたら助けるにしても、活躍ぶりに注目する義理はない。その程度の関係というわけだ。

一方、そもそものガープの態度にも注目しよう。
ガープが「お前の父の名はドラゴンじゃ」とルフィに言った時(45巻・432話)は、嘘つきの態度だった。
目が右を向き(向かって左を向き)、鼻が痒いのか、ほじっていた。

人は嘘をつく時に目玉が向かって左上を向くという。また鼻の周辺が痒くなると言われている。アニメではしっかりと左上になっている。目や鼻だけでなく、顔全体が青ざめ、ルフィを全く見ることができない。
要するに、父がドラゴンというのはガープの嘘(偽証)であり、作者の表現・演出なのだ。

ルフィの父親がドラゴンというのは、ガープの台詞にそうあっただけで、それが真実という根拠はどこにもない。むしろ、ガープの怪しい様子と態度を見るに、嘘だと分かる。

そもそも、そのシーンがあるまで、読者はルフィの父親を誰だと思っていただろう?
ロジャー本人か、ロジャーの息子がルフィの父親だと思っていたはずだ。
しかし、ロジャーは若い女が好き(笑)なので、ルフィの祖父ではなく、父親でしたというのがルージュとの熱愛のシーンだ。

命懸けで赤子を腹にかくまったルージュのドラマ……ルージュが生んだのが脇役のエースのわきゃないでしょ。
ルージュは自分の息子にエースと名前を付けたつもりが、ガープがルフィとエースとをすり替えたので、ルフィという青年に成長していることになる。

読者はみんなピュアなのか、ドラゴンを父親だと誤誘導されてしまっている。
そして、誤誘導されたまま、ルフィの母親をシャッキーだとか、おかしな説を披露しているのだ。
(シャッキー説の却下は2つもムービーを作ったので、その視聴でどうぞ。)

ガープによる「ドラゴンが父親だ」という話で当時に確定したのは、エースの父親もドラゴンだという話だ。顔付きでは、ドラゴンとエースが父息子というのは納得できる。ずっとその設定で続いていたのに、急にエースが義兄弟だなんておかしいと思わねばならない。

いや、ルフィと顔の似ていないエースが出た時点で、筆者は非常に違和感があった。
エースの登場(18巻)は極めて不自然で、なんの活躍もせずに、ルフィに会うだけで去って行った。
まるで兄がいることだけを強調するかのように。

もっと言うならば、ドラゴンの登場(12巻)自体が、いずれルフィのダミーの父親にするつもりで出したのではあるまいか? その時のドラゴンも、片手間にルフィ助けた程度で去って行く。父という偽の演出を45巻まで引っ張るとは、作者は見事だった。

ドラゴンやエースの登場で、まさか作者が「父はドラゴンですよ」「エースこそがロジャーの息子ですよ」という展開にして、ロジャーの息子に決まってるルフィを、まんまとドラゴンの息子だと思わせる計画があったとは畏れ入った。

ドラゴンやエースの考察としては、彼らそのものが、ルフィとロジャーの親子関係を読者から切り離す罠と言える。
この話は、エースがテーマとなるムービーで深く語りたい。母親がボニーで、父親はドラゴン。ボニーはガープとビッグマムの娘なので、エースの祖父はガープだ。

ルフィの態度も語ろう。

ゾウを後にした82巻・824話のシーンだが、ルフィの方もドラゴンにほとんど興味が無く、新聞に出た革命軍本部壊滅の記事では、ドラゴンよりサボを心配した。ドラゴンの顔写真も一応見たが、「あんま似てねェな」という感想。父親のわけがないことを、勘で察しているのがルフィなのだ。

当ムービーのまとめだが、ルフィの父親をドラゴンだと語ったガープのシーンがあるという事実によって、ルフィの父親がドラゴンであることが確定したわけではない。むしろ、作者はドラゴンとルフィに血縁関係が無いことを、他のシーンでふんだんに取り入れているのだ。

動画へのリンク

【追記】
ドラゴンが父というのはガープの偽証という解釈でもいいのだが、ルフィの0歳から3年間くらいドラゴンが育て、その後、妻のボニーに0歳に戻された後にフーシャ村という思考でもいい。育ての父という解釈だ。

【コメントに対する返信】
>>ガープが自分の孫のどちらを生かすかなんて考えるような酷い人間だと思っているのか。 しかも自分の真の孫が自分のウソのせいで鬼の子と信じ込み嘆いているのにほったらかしにしますかね?
ガープがそれだけロジャーの子を生かしたいということ。まさかルフィをロジャーの子として処刑させるわけにもゆかない。エースを身代わりにしたのは苦肉の策。一方ではボニーには、バルトロメオ、チムニーという子供もいる。ガープは必死にエースを海兵にしようとしていた。ガープの気持ちを裏切ったのはエース自身。エースが苦しむ所まで、中年ガープは想像できなかった。また、ガープの独断とは限らず、エースの真の父であるドラゴン(スコッパー・ギャバン)の申し出があったと考察できる。ガープの娘のボニーは「エースは海兵にする」と説得させられた。

>>鼻ほじはガープ、もしくはモンキー家のクセで、ルフィもそのクセがうつってよく鼻をほじる。(クセだから、嘘をついたシーンではない)
たとえクセでも、重要なシーンで作者が実施した以上、意味がある。鼻の状態がどうであれ、目や顔色までも嘘つきモードとなると、もう偶然では済まされない。
そもそもエースも少年時代に鼻ほじりをしており、ガープの孫だという話に繋がる。ガープ、ドラゴン、ルフィの態度がどうであれ、「ルフィの父親がロジャーではない」という設定自体が物語の構成上、考えにくい。

>>嘘をついているときに鼻を触る行為には、顔を隠したいという意図も含まれている。鼻をほじるなどたいして顔が隠れないどころか、逆に注目されるような事を心理的描写があるならばやるわけがない。
ガープはルフィの方を向いていない。顔を見せられないほどの、ひどい嘘。また、後々に作者が「実はロジャーがルフィの父でした」という種明かしを読者へ受け入れさせるためには、(冴えている読者には)わかりやすいヒント(ガープの心理的描写)が埋め込まれていなければならない。

コメントに対する返信のまとめだが、エース(やバルトロメオ)が鼻をほじることは、他の記事に書いている。また、2018年・初頭には「サボもバルトロメオもチムニーもガープの孫」という話になっている。エースの話だけしかしない時点で、他の記事を読んでいないことが明白で、当チャンネルの主旨(総論)を把握していないといえる。批判的なコメントは、記事を50以上読んでからをおすすめしたい。

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